アンテナとターゲット高の編集
ポイントの測定後にターゲット高をレビューし、編集することができます。
ターゲット高レコードは、一般測量ターゲット高とGNSSアンテナ高を参照します。
ターゲット/アンテナ高さレコードを変更した上で、その高さレコードを使用し、全ての観測結果を自動的に更新するには、ジョブのレビューを使用します。
ターゲット/アンテナの高さの記録のグループがあり、それらの一部のみを変更する必要がある場合は、ポイントマネージャを使用します。
ターゲット/アンテナ高を変更する際は、注意が必要です。特に、下記の事項にご留意ください:
- IMUチルト補正を使用してポイントの測定や杭打ちを行う際は、正しいアンテナ高や測定法を入力するよう細心の注意を払ってください。位置合わせの信頼性とポールの先の位置情報の信頼性(特にポールの先が静止している間の移動中の信頼性)は、アンテナ高の適切さに完全に依存します。ポールの先が静止している間の測定中に、アンテナの動きによって引き起こされる水平方向の位置情報の残留誤差は、ポイントを測定した後にアンテナ高を変更しても除去することはできません。
- データベースでターゲット/アンテナ高レコードを変更しても、杭打ちデルタや座標計算ポイント、平均化されたポイント、キャリブレーション、交会法、トラバース結果は自動的には更新されません。杭打ちポイントは再観測される必要があり、座標計算ポイントと平均化されたポイント、キャリブレーション、交会法、トラバースは再計算される必要があります。
- データベースでターゲット/アンテナ高レコードを変更しても、座標として保存されたオフセットポイントは更新されません。
アンテナ高を変更しても、Survey Officeソフトウェアを使用して処理される後処理ポイントが影響を受けることもありません。データをオフィスのコンピュータに転送する時や、後処理ポイントを受信機から直接オフィスコンピュータに転送する時には、ターゲット/アンテナ高情報の有効性を確認します。
一般測量には、高さとプリズム定数がゼロの計算(システム)ターゲットを使用するものがあります(例: 2重プリズムオフセット)システムターゲットのターゲット高は編集できません。

- アンテナ/ターゲットレコードをタップします。現在のターゲット(一般測量)またはアンテナ(GNSS測量)の詳細が表示されます。
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新しい詳細を入力する
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「承認」をタップします。
現在のレコードは新しい詳細で更新され、それはそのレコードを使用するそれ以降の観測すべてに適用されます。
アンテナまたはターゲット/ターゲット高を変更すると、タイムスタンプを持つノートが添付され、記録されます。このノートは古い高さ詳細(変更が行われた日時を含む)を記録します。

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をタップし、ジョブデータ/ポイントマネージャを選択します。
- 表示をタップし、目標高を選択して、目標高/アンテナ高カラムを表示させます。
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レコードをタップして選択します。複数のレコードを選択する場合は、Ctrlを押しながら選択すると、リストからばらばらにレコードを選択することができ、Shiftを押しながら選択するとリストからレコードをまとめて選択することができます。
- 編集のために、連続するターゲット高やアンテナ高を選択する必要はありません。
- 複数のアンテナタイプを含むアンテナ高を選択して一緒に編集することはできません。 使用したアンテナタイプ別にグループ分けして、そのグループごとにポイントを選択・編集してください。
- いくつかのターゲットを選択して編集することもできます。その場合には、新しいターゲット高がそれぞれのターゲットに適用されますが、ターゲット番号は変更されません。
- 選択によって以下の通りにします:
- 一つのレコードを選択した場合、「ポイント詳細」画面が表示されます。
- 複数のレコードを選択した場合、編集 をタップして、ターゲットを選択します。
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編集対象に応じて以下の通りにします:
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ターゲット高を編集するときには、「観測したターゲット高の値」と「観測方法」(該当する場合)、そして「プリズム定数」を編集します。
Spectra Geospatialトラバースプリズムベースの刻み目まで測定する際は、
をタップしてから、Sノッチを選択します。
- アンテナ高を編集するときには、「観測した高さ」と「観測方法」を編集します。
ポイント選択にターゲット高を持つポイントやアンテナ高を持つポイント名が含まれる場合は、2つのダイアログが現れます。1つはアンテナ高の編集用、もう1つはターゲット高の編集用です。
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「承認」をタップします。
正しいット詳細が「ポイントマネージャ」で更新・表示されます。
ソフトウェアが、ジョブデータベースに編集された項目と編集前の測定値、編集日時などの記録をメモとして自動的に挿入します。編集したレコードとメモは、ジョブのレビュー画面からご覧になれます。