RTKインターネットデータリンク

インターネット経由でRTK 測量のGNSS 補正を取得する場合は、インターネットデータリンクを使用します。RTKデータは、IPアドレスを使用してサーバに接続することで転送されます。

インターネットデータリンク用のRTK測量スタイル設定は、次の2つの部分から成ります:

  • GNSS 補正ソース: OriginソフトウェアがRTKデータを取得する際の取得元となる場所

  • GNSS インターネットソース: GNSS 移動局またはGNSS 基準局がインターネットに接続してRTKデータを取得または送信する方法

基準局でRTKインターネットデータリンクを使用するには、Spectra Geospatial SP100 GNSS受信機を使用している必要があります。

移動局で:

移動局の場合、GNSS 補正ソースは、OriginソフトウェアがRTKデータを取得する際の取得元となる場所です。

アクセス可能なサービスや、機器のセットアップに応じて、次の選択肢があります:

  • Trimble CenterPoint RTX補正サービス

  • NTRIPサーバ

  • 放送サーバ

  • 基準局受信機に接続されたコントローラ（基準局に置いたままの状態にすることが可能なコントローラがある場合）

詳細については、移動局インターネットデータリンクを設定するにはを参照してください。

基準局で

基準局の場合、GNSS 補正ソースは、OriginソフトウェアがRTK データをアップロードする際のアップロード先となる場所です。

機器のセットアップに応じて、次のオプションがあります:

  • NTRIPサーバ

  • 放送サーバ

詳細については、基準局インターネットデータリンクを設定するにはを参照してください。

移動局で:

移動局の場合、最も一般的なGNSS インターネットソースオプションは、次のとおりです:

  • コントローラインターネット: コントローラ内のSIMカードまたはコントローラのWi-Fiネットワークへの接続を使用して、インターネットに接続します。

  • 受信機インターネット - WiFi: WiFiネットワークを介して、携帯電話やMiFiデバイスなど、インターネットに接続されている他のデバイスにSP100受信機を接続します。

GNSS インターネットソースが次に該当する場合:

  • コントローラインターネット: RTKデータを受信するだけでなく、RTK測量中に他の機能でインターネットを使用できます。その他の機能には、プロジェクトやジョブのダウンロードや電子メールの送信などがあります。

  • 受信機インターネット - WiFi、RTK データ受信にのみインターネットを使用できます。他の機能にインターネットを使用することはできません。

あまり一般的なやり方ではありませんが、次のGNSS インターネットソースオプションを使用してインターネットに接続することも可能です:

  • 受信機モデム: 、SP85など、旧式Spectra Geospatial受信機内のモデムを使用してインターネットに接続します。

  • コントローラに接続されたスマートフォンや、Bluetooth DUN サービスをサポートする携帯電話など、独自のソースを追加します。

詳細については、移動局インターネットデータリンクを設定するにはを参照してください。

セットアップ後にSP100受信機からコントローラとの接続を解除できる唯一のGNSSインターネットソースオプションは次の通りです:

  • 受信機インターネット - WiFi: WiFiネットワークを介して、携帯電話やMiFiデバイスなど、インターネットに接続されている他のデバイスに受信機を接続します。

追加の機器を基準局受信機に接続したままにできる場合は、次のGNSS インターネットソースオプションを選択することができます。

  • コントローラインターネット: コントローラ内のSIMカードまたはコントローラのWi-Fiネットワークへの接続を使用して、インターネットに接続します。このオプションは、コントローラを基準局受信機に接続したままにできる場合にのみ適しています。

  • 受信機インターネット - ケーブル: USB またはイーサネットケーブルを使用して、ラップトップなどの外部デバイスに受信機を接続します。

詳しくは、基準局インターネットデータリンクを設定するにはを参照してください。