道路
新機能
12da道路のための新しいくい打ち方法
1つのストリングと2つのストリングという2つの新しい方法で、12da道路を杭打ちできるようになりました。1つのストリング法は、12da線形を基準にストリング(またはポリライン)を杭打ちする場合に使用します。2つのストリング法は、12da線形を基準にして2本のストリング(またはポリライン)で定義された面を杭打ちする場合に使用します。
詳しくは、Spectra Geospatial Originヘルプの12da道路のくい打ちセクションを参照してください。
Autodesk Civil 3D LandXMLストリング道路ファイルのサポート
Origin 道路は、マップ内のAutodesk Civil 3DLandXMLストリング道路ファイルの表示をサポートするようになりました。
Autodesk Civil 3DのLandXMLエクスポート機能を使用し、コリドーのベースライン線形を、関連の地形特徴点ラインとともにエクスポートします。Autodesk Civil 3DからLandXMLファイルをエクスポートする前に、コリドーのキーポイントコードから地形特徴点ラインを抽出する必要があります。
詳細については、Spectra Geospatial OriginヘルプのトピックAutodesk Civil 3DからLandXMLストリング道路をエクスポートするにはを参照してください。
機能強化
RXLおよびLandXMLの杭打ちの強化
バージョン2021.20で開始されたメニューとマップベースの杭打ちワークフローの統合作業が完了しました。LandXMLやRXL道路を杭打ちするワークフローは、杭打ちをメニューから開始するか、マップから開始するかに関係なく、同じになりました。マップ上の道路とのインタラクションにより道路まで、ストリングまでまたはストリング上の測点 を選択したり、フォーム上の方法フィールドを使用してこれらの方法のほか使用可能な追加杭打ち方法のいずれかを選択したりできるようになりました。ストリング、オフセット、測点および工事オフセットは、その他のボタンをタップしたりタップ&ホールドメニューを使用したりせずに、杭打ちフォームで直接選択できるようになりました。
工事オフセットの機能強化
フォーム上で直接、工事オフセット値をキー入力できるようになりました。より高度な機能については、オプションソフトキーを使用すると、1つの画面からすべてにアクセスできます。タップ&ホールドメニューから工事オフセットにアクセスできなくなりました。
さらに、RXL道路をくい打ちする際、測点工事オフセットを適用できるようになりました。旧バージョンでは、測点工事を適用できるのは、LandXML、12da、またはGENIO道路に限られていました。
くい打ち方法が、ストリングまでで、かつ計算された工事オフセットが適用されている場合、垂直切盛デルタ(垂直距離)だけでなく、鉛直切盛(鉛直距離)デルタも報告されるようになりました。このデルタは、RXLおよびLandXML道路に使用できます。
横断勾配とサブグレード
平面図と横断表示で横断勾配とサブグレードソフトキーを使用し、横断勾配やサブグレード機能にアクセスできるようになりました。画面上のプロンプトに、横断勾配やサブグレードの定義の仕方に関するガイド情報が表示されます。
スキューオフセットの機能強化
スキューオフセットを定義する際、マップをタップして測点を選択できるようになりました。旧バージョンでは、これを行うと、方法がストリング上の測点に変更されていました。他の測点を選択するには、スキューオフセット杭打ち法を使用する場合は、Sta+とSta-のソフトキーを使用することができるようになりました。
ダブルタップしてマップの選択をクリアする
道路をくい打ちする際に現在の選択を解除するには、マップ内の空白部分をダブルタップする必要があります。これは、 一般観測 / 基本観測でマップ選択をクリアする方法と同じです。旧バージョンでは、空白部分をシングルタップして、マップの選択を道路でクリアし、方法を 道路までに設定することができました。
LandXMLストリング道路についての警告メッセージの改善
ソフトウェアは、LandXMLファイルの読み込み中に無効なストリングが検出された際に警告を表示するようになりました。無効なストリングは無視され、ソフトウェアはファイルの読み込みを続行します。旧バージョンでは、ファイルは読み込まれませんでした。
When selecting a LandXML file to display in the map that has multiple roads with strings that go back on themselves, the warning message now includes the road name, which is useful when the file contains multiple roads.
その他の警告をスキップをタップし、ソフトウェアが道路についてそれ以上の警告を表示しないようにします。
LandXMLストリング道路のスパイラル
マップ内の LandXML ストリング道路にレイヤを作成する際、 Origin スパイラルジオメトリが無効になっていると警告が表示されるようになりました。その場合、水平線形が収まるように調整されます。
詳しくは、Spectra Geospatial Originヘルプの LandXMLストリング道路のトピックを参照してください。
最後に使用したくい打ち方法
最後に使用したくい打ち方法が、道路のくい打ちを開始する際に読み込まれるようになりました。
ファンクションキーを使用した平面図と横断表示の切り替え
道路の確認やくい打ち、線形のくい打ちを行う際、コントローラのキーパッドでこの機能を割り当てたファンクションキーを押すことで、平面図と横断表示を切り替えることができるようになりました。このキーパッドショートカットは、旧バージョンのソフトウェアの Tab キーショートカットの代わりになります。 Tab キーを押すと、フォーム内のフィールド間で移動するようになりました。
ファンクションキーを割り当てるには、お気に入り画面でをタップし、ファンクションキーオプションを選択します。使用したいファンクションキーの + をタップし、マップ制御 グループから 平面/横断を選択します。
詳しくは、Spectra Geospatial Originヘルプのお気に入り画面と機能のトピックを参照してください。
解決された問題
- キー入力された道路が線形として定義される:キー入力された道路が線形として保存されるワークフロー問題が解決しました。
- レイヤーマネージャで、道路レイヤ表示の変更ができない:レイヤマネージャでLandXML道路を非表示にしようとしたり選択を解除しようとしたりすると、ソフトウェアが道路はくい打ち中であるとの警告を間違って表示し、レイヤの表示ステータスを変更できない問題が解決しました。
- EXL測点間隔:RXL道路の測点間隔を編集した場合、ソフトウェアを再起動した際、新しい値が読み込まれるようになりました。
- 12daファイル:ジオメトリ定義の種類によっては、一部の線形をレイヤマネージャで選択可能に設定できない場合の12da線形サポートを改善しました。
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路面表示: テンプレートが割り当てられているにもかかわらず、道路が路面を表示しない場合がある問題を修正しました。
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3Dドライブを使用したレビュー: 3Dドライブを使用した道路をレビューするには、道路に縦断線形があることが必要になりました。
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Androidでの杭打ちの際の動作が遅い: AndroidデバイスでRXLまたはLandXML道路を杭打ちする際、ソフトウェアの応答が遅いという問題を修正しました。これは、杭打ち方法がストリングまでの場合で、計算された工事オフセットが適用されているときに発生する問題でした。特に、サイズの大きいファイルでジェスチャーサポートを使用してズームやパンを行う際に顕著でした。
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サブグレードオフセット: サブグレード位置を杭打ちする際に他のサブグレード位置を選択すると、ナビゲーション画面の上部にあるオフセット値が新しい値に更新されるようになりました。
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鉛直工事オフセット: 杭打ち方法がストリングで定義した測点の場合、オフセットが適用されず、誤った鉛直距離値になる問題を修正しました。これは、テンプレートが割り当てられていない平面と縦断線形で構成された道路の場合、ナビゲーション画面でのみ問題になっていました。鉛直距離値は、杭打ち済みデルタの確認 と ジョブのレビュー 画面では正しく表示されていました。
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画面のちらつき: 杭打ち方法がストリングまでで、計算された水平工事オフセットが適用されている状態で、ナビゲーション画面からオプションフォームを開くと、フォームがちらつく問題を修正しました。
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線形の杭打ち: メニューから線形を杭打ちする際、測量をまだ開始していない場合は、測量を開始するよう促すプロンプトが表示されるようになりました。
- サイドスロープのくい打ち:ソフトキーや矢印キーを使用して断面ナビゲーション画面で他の測点を選択した際、正しい位置にターゲットが表示されるようになりました。なお、これは表示上の問題で、ナビゲーションデルタは間違っていませんでした。
- テンプレート内に隙間がある道路のくい打ち:道路までくい打ちを行う際、位置が隙間として定義されたテンプレート要素の上にあるときは、横断表示にターゲットが表示されなくなりました。これは、平面表示で作業を行う際のソフトウェア動作と同じです。
- 杭打ち矢印が誤った方向を指す: 法尻であり、かつ少し離れたところにあるストリング上の測点を杭打ちする際、杭打ち矢印が時折、間違った方向を指す問題を修正しました。
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横断表示が利用できない: 杭打ち方法がストリングまでで、ストリングではなくオフセットに杭打ちしている際に、横断表示にアクセスできないことがある問題を修正しました。
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LandXML string roads: We have fixed an issue where strings that went back on themselves were occasionally not being flagged as such.
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アプリケーションエラー:ソフトウェアを使用したり閉じたりする際にアプリケーションエラーを時折発生させる幾つかの問題を修正しました。とりわけ:
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キー入力した標高で測点を杭打ちした後、杭打ちする測点を選択した際。これは、道路に縦断線形がない場合にのみ発生する問題でした。
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杭打ちする追加ストリングを選択した際。これは、道路にテンプレートが割り当てられていない場合にのみ発生する問題でした。
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計算された工事オフセットが以前にも適用されたことがある場合、メニューから追加ストリングまでの杭打ち方法を選択した際。
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計算された工事オフセットでストリングまで杭打ちを行う際、横断表示を表示しようとした際。
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ヘッダーラインしか含まない12daファイルをマップ内に表示する場合。
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メニューから杭打ちする道路を選択する際に終了時に道路選択画面を表示設定をオプション画面内で変更する場合。
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マップの更新中に除外ストリングオプションをキャンセルして終了しようとしている場合。
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一部の縦断線形が鉛直になっている3D ドライブを使用して道路を確認する際。
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